○かつらぎ町立図書館資料選定基準
平成6年11月1日
制定
1 一般図書
① 総記
ア 情報科学は、特に最新情報を必要とするので、蔵書の更新に努める。
イ 叢書・全集は、評価の定まったものを選ぶ。
② 哲学・宗教
ア 哲学、心理学、倫理学は、東洋思想・西洋思想にわたり幅広くそろえる。
イ 宗教は、公平な立場で特定の宗派に偏らないように留意する。
ウ 宗教を理解するための歴史、聖典等は収集するが、伝道書、布教書は置かない。
エ 印相、家相、予言等非科学的なものは避ける。
③ 歴史・地理
ア 歴史・地理は、各時代、各地域にわたり系統だててそろえる。
イ 近畿地方、和歌山県及びかつらぎ町の歴史・地理は、特にきめ細かくそろえる。
ウ 伝記は、資料等の裏付けのあるもので、フィクションでないものとする。
エ 旅行ガイドブックやマップ等は、常に新しいものをそろえる。
④ 社会科学
政治、経済、社会、教育分野は、常に社会情勢に即応したものをそろえる。
⑤ 自然科学・医学
ア 自然科学は、入門書から大学一般教養課程の内容のものまでを目安としてそろえる。
イ 医学は、健康・予防に関するものを中心にそろえる。
⑥ 技術・家政学
ア 工学、工業は、入門書から大学一般教養課程の内容のものまでを目安としてそろえる。
イ 最新情報を必要とする分野では、蔵書の更新に努める。
ウ 家政学分野では、魅力ある内容のものを豊富にそろえる。
⑦ 産業
ア 農林水産一般と趣味的な園芸を中心にそろえる。
イ 商業、交通、通信等の産業情報をそろえる。
⑧ 芸術・スポーツ・娯楽
ア 芸術一般については、基本的なものを中心にそろえる。
イ スポーツ・娯楽分野は、多様な要望に応えられるよう幅広くそろえる。
⑨ 言語
ア 日本語については、基本的な学問書、実用的な文例集等をそろえる。
イ 主要な外国語については、簡単な文法書、実用書等をそろえる。
⑩ 文学
ア 詩歌、小説、随筆等は、古典から現在まで魅力あるものを豊富にそろえる。
イ 全集は、評価の定まったものをそろえる。
2 児童図書
① 児童書
各分野の図書を幅広く収集し、正確でわかりやすく書かれているものを選び、更新に努める。
② 童話・児童文学
ア 健全で、創造性、文学性に富んだ作品を選ぶ。
イ 古典、全集は、評価の定まったものをそろえる。
ウ 原作を忠実に伝えないものや、安易に省略したものは選ばない。
③ 絵本
ア 絵と文が調和して、互いに補い合って相乗的な効果を出しているものを選ぶ。
イ 絵は、芸術性、創造性に富み、表現力豊かなものを選ぶ。
ウ 文字は、読みやすいもので堅牢な製本を選ぶ。
④ 参考書
児童、生徒の学習に必要な範囲の参考図書をそろえる。
⑤ 紙芝居
ア 単純なストーリーを持ち、遠目のきく、はっきりしたわかりやすい絵のものを選ぶ。
イ 名作を安易に紙芝居化したものは避けて、紙芝居でしか味わえないものを選ぶ。
3 参考図書
① 辞典、辞書は、各分野にわたり使いやすく分かりやすいものを豊富にそろえる。
② 統計、年鑑、白書は、主要なものを継続的にそろえる。
③ 郷土・行政資料は、かつらぎ町に関するものをきめ細かくそろえる。
4 逐次刊行物
① 新聞
主要な全国紙、地方誌、スポーツ新聞等をそろえる。
② 雑誌
ア 評論、文芸、趣味、レジャー、家庭、ファッション等各分野にわたりそろえる。
イ 小・中学生から高齢者まで各世代にわたり、利用度の高いものをそろえる。
5 障害者用資料
点字・録音図書及び大活字本をそろえる。
6 視聴覚資料
視聴覚資料は、公序良俗に反しないものを選ぶ。
附則(平成23年4月21日)
この方針は、平成23年4月22日から施行する。