かつらぎ町観光大使 小林稔侍さんインタビュー“俳優について”
Q1 俳優を目指したきっかけはなんですか?
高校卒業当時、そう今から50年も前のことだから
「お山(和泉山脈)の向こうには何があるんだろう?」
という時代で、大阪にも行ったことがなくて、とりあえず
「俳優になったらお金が稼げる」
「俳優になったらお袋に家をプレゼントできる」
という理由で俳優の道に進みました。のちにえらいとこに来ちゃったなぁと思いましたけどね(笑)。
現在の笠田高校の校舎
Q2 芸名について(稔侍(ねんじ:本名はとしじ)
撮影所では誰も 「としじ」 と読めなくて、名前に「念」の字があるので、「ねんじ」と言われるようになったんです。
いつか変えようと思っていたある日、”芸名変更届”というのが会社にあったので書いみたんだけど・・・たまたま親しくしている監督さんから手紙が来て、それには
「いい名前なんだから頑張りなさい」
と書いてあって、結局今まで名前を変えていないんです。
Q3 役になりきるために気を付けていることは?
僕が高校を卒業して東京へ行くときに親父に
「嫌なことをするからお金がもらえるんだぞ」
「仕事場はお前に合わせてくれないぞ。お前が仕事に合わすんだぞ」
と言われたんです。
その言葉がすごく印象的で、どんな役でも、嫌な役でもこの言葉を思い出せばできるんです。
道の駅万葉の里から紀の川を眺めた景色
Q4 過去の思い出深い作品は?
僕にとってはすべての作品が同じ思いです。
それは、僕に仕事をくれる人たちは
「あいつは頑張っているのでボーナス(仕事)をやろう」
と言う気持ちで持って来てくれていると思っているからです。
だから、どんな役でも仕事でも一生懸命頑張ることができるんです。
ありがたいことにこうやってみんなにヨイショされ、今まで仕事を続けることができました。
Q5 デビューして今年で50年ですが、俳優活動を長く続けてこられた秘訣は?
子どもごころに
「お袋に家をプレゼントしたい」
という願いからこの世界に入りました。
幸いにも素敵な方々との出会いのおかげで、この世界の魅力に取り付かれていきました。
自分は運が良かったの一言につきます。
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