特徴は?

体長は雄が4mm、雌が10mm程度の大きさです。体色は暗褐色または黒色。雌は全体が黒色で背中の赤い模様が特徴です(雄には赤い模様はありません。)。卵のうは乳白色または黄褐色で、形は球形です。

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セアカゴケグモ雌
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卵のう

生態は?

日本では、1995年に大阪で初めて発見されました。現在では幅広く生息が確認されています。
強い毒性を持っていますが、攻撃性のないおとなしいクモです。

咬まれるとどうなるの?

素手で触らない限り咬まれることはありませんが、咬まれると激しい痛みとともに、局所の腫れ、めまい、嘔吐などの局所症状のほか、時には血圧の上昇、呼吸困難などの全身症状が現れることもあります。
有効な抗毒素血清がありますので、咬まれた時はあわてず医療機関に相談してください。

  • はじめはチクッと針で刺したような痛みを感じます。
  • やがて咬まれた部分のまわりが腫れて赤くなります。痛みはしだいに全身に広がります。
  • 悪化すると、多量の汗をかいたり、さむけ、吐き気などがあらわれることもあります。
  • 通常は、数日から数ヶ月で回復する例が多く、咬まれても重症になることはほとんどありません。
<<かまれたときの症状は?>>
  • 万一クモに咬まれたら、余分な毒を温水や石けん水で洗いおとします。
    多少出血があっても、包帯や止血帯はしないほうが良いでしょう。
  • できるだけ早く病院に行って治療を受けることが大切です。
    (病院には咬まれたクモを殺して持参してください。適切な治療につながります。)
<<咬まれたときはどうしたらいいの?>>

どこにいるの?

  1. 日当たりがよく、温かいところ
  2. 昆虫や小動物などの餌が豊富にあるところ
  3. 巣を張る適当な隙間があるところ
  • 排水溝の側面やふたの裏
  • 花壇のまわりのブロックのくぼみや穴、プランターと壁との隙間
  • 芝生や植木あるいは水抜き管の内部 等
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  • 溝など掃除をするとき、ふたやグレーチング(格子)の裏にいたクモに触れてしまう。
  • 帽子やヘルメット、長靴など身につけるものを長い間屋外に置いていて、その間にクモが入りこんでしまい、着用するときに触れてしまう。 等
<<こんな時に注意して>>
./images/kumo-futa.gif ふたの裏に注意しましょう。

駆除はどうすれはいいの?

素手で捕まえたりせず、触らずに踏みつぶすか、市販の殺虫剤を噴霧すれば駆除できます。

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かつらぎ町役場 健康推進課 衛生係
電話:0736-22-0300(代表) ファックス:0736-22-6432
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最終更新日:2021227