労働時間短縮を求める「ゆとり宣言」に関する決議
宣言文
すべての国民がゆとりを持ち、充実した自由な時間とうるおいのある生活をおくれるようにすることは、人間性豊かな社会の建設にとってきわめて重要である。
しかし、わが国の労働時間の現状は、欧米諸国に比較して年間200時間から500時間も長く、そのことが勤労国民の「家庭の幸せ」づくりの障害となり、豊かさが実感できない要因となっている。
よって、すべての国民が週2日は仕事の手を休め、ときどき長い休日を楽しむ団らんのある暮らしがおくれるよう、労働時間の短縮、生活環境の整備等条件整備に全力をつくすため、ここに「ゆとり宣言」を決議する。
平成3年3月27日
最終更新日:2021年3月4日