令和7年 新年の挨拶
新年あけましておめでとうございます。
皆さまには健やかに新年をお迎えのことと、お慶び申し上げます。
令和6年度は、元旦の能登半島地震に始まり大変な一年でした。翌日の羽田空港衝突事故や、8月の南海トラフ地震臨時情報の発表、そして9月の能登半島豪雨災害と、災害が相次ぎました。
能登半島豪雨災害には、町から支援物資の提供や職員派遣を行いました。被災地の一日も早い復旧復興を、心から願っております。
また町内では、9月に妙寺地域の「スーパー松源」が閉店しました。この閉店により、周辺の皆様にはご不便をおかけしております。町としても、出来るだけ早く対策を講じてまいります。
さて、今年の干支は「巳」です。巳は「復活と再生の象徴」という「ヘビ」のイメージから「新しいことが始まる年」になるといわれています。また巳年生まれの人には、努力家が多いそうです。巳年は「成長」や「変革」の年というイメージもあります。玄関などに可愛い「ヘビ」の置物を置いておけば、「新しいことが始まる」一年の良いスタートが切れるのではと思います。
そして、今年は「2025年問題」の年でもあります。これは、団塊の世代が全員75歳以上の後期高齢者となります。そのことで、医療や介護の需要が急増、社会保障費の増大が予想され、経済全体に大きな影響が及ぶといわれています。
本町は、昨年末に75歳以上の後期高齢者が約4人に1人となりました。全国では、今年中に約5人に1人へ到達するとされていますが、それを大きく上回る数字です。
今年は、子育て支援に加え、高齢者対策や公共交通対策、2025年問題についても、しっかりと取り組みを進めてまいります。
結びに、今年一年が皆さまとりまして、幸多き年となりますよう祈念し、新年のご挨拶とさせていただきます。
令和7年元旦
かつらぎ町長 中阪 雅則