新年あけましておめでとうございます。
 町民の皆さまには健やかに新年をお迎えのこととお慶び申し上げます。
 昨年を振り返ると、かつらぎ町にとって初めての出来事が多かった年でもありました。
 4月には町内の企業などに入社した新入社員の門出を祝う「かつらぎ町合同入社式」を初開催しました。町と町商工会の共催で、町内企業の連携を深め、かつらぎ町をさらに活気ある魅力的なまちにしようとの目的で、7事業所から22人の新入社員を迎え開催しました。
 5月には新型コロナウイルス感染症が2類から5類に変更され、ようやく日本の社会経済活動が以前のような活気が戻ってきました。6月には台風2号による線状降水帯が発生し、土砂崩れや河川の氾濫、床上浸水など過去に経験したことのないような甚大な被害を受けました。災害復旧・復興には、町外・県外から多くのボランティアの皆さまが駆けつけてくれました。
 8月には4年ぶりとなる「かつらぎ夏まつり」が開催され、約2万人の来場者で賑わいました。花火が始まると会場は身動きとれないほどの混雑となり、約2千発の花火に大盛り上がりでした。
 昨年4月から11月末までの人口動態のうち、社会増減は13人減となっています。ただし、4歳以下だけを見れば7人増であり、4年連続でプラスとなっています。また自然増減では、出生数が41人、死亡者数は193人であり、大きな開きがあります。人口流出は止まってきましたが、出生数の減少には歯止めがかかっておらず、少子化対策は町としての焦眉の課題であると思います。加えて、団塊の世代といわれる皆さまが後期高齢者となり、今後、抜本的な高齢者対策が求められます。
 「希望が持てる未来のかつらぎ町」実現のため、引き続き、全力を尽くしてまいります。
 結びに、今年一年が皆さまにとりまして、幸多き年となりますことを心よりお祈り申し上げ、新年のご挨拶とさせていただきます。

 令和6年元旦

かつらぎ町長 中阪 雅則

最終更新日:202414