令和7年第1回かつらぎ町議会6月会議挨拶

 

皆様、おはようございます。
議長のお許しをいただきましたので、令和7年第1回定例会6月会議の開会に当たりまして、ご挨拶を申し上げます。
議員各位には、公私ともにご多用の中、ご出席を賜り誠にありがとうございます。

本会議に提出いたしました諸議案の提案説明に先立ちまして、かつらぎ町における嬉しい話題をご報告させていただきます。

初めに、危険業務従事者叙勲の受章についてです。
5月8日、和歌山県庁で伝達式が行われ、かつらぎ町から消防功労の部門において、元 和歌山県伊都消防組合・消防司令、大江 髙義(おおえ たかよし)様が、瑞宝単光章(ずいほうたんこうしょう)を受章されました。この危険業務従事者叙勲については、著しく危険性の高い業務において精励された方を対象に、平成15年の秋の叙勲から創設されたもので、今回で44回目となります。
次に、令和7年春の叙勲受章についてです。
同じく5月8日、和歌山県庁において、春の叙勲の伝達式が行われ、
地方自治功労の部門で、元 和歌山県 県土整備部・技監、松本 兼一(まつもと けんいち)様が、瑞宝双光章(ずいほうそうこうしょう)を受章されました。松本様は、和歌山県の県土整備部の課長、局長、技監を歴任されるなど、30年以上にわたり、和歌山県の発展に尽力されてこられた功績が認められての受章となります。
同じく、消防功労の部門で、元かつらぎ町消防団・副団長、山添 伸(やまぞえ すすむ)様が、瑞宝単光章(ずいほうたんこうしょう)を受章されました。山添様は、昭和61年から令和5年までの37年間、かつらぎ町の消防団活動に携わってこられた功績が認められての受章となります。
受章されました、3名の方には、敬意を表すると共に、心からお祝いを申し上げます。
次に令和7年度の行政報告会の開催状況についてです。
私が町長に就任させていただいてから、今回が4回目の行政報告会となります。昨年は、5会場での開催を通じて357人の住民の皆さまにご参加をいただき、町の事業や、財政状況などについてご説明させていただくとともに、貴重なご意見やご要望を直接お伺いすることができました。
ただ、多くの住民の皆さまから、「会場までの距離が遠くて行けなかった」、「家の近くの公民館などで開催して欲しい」とのお声をいただきました。
私は常日頃から、「住民の皆さまと行政が一緒になってまちづくりを行う」ことが大切であると考えており、そのためには直接、住民の皆さまからの声を聴くことが必要であると思い、これまで行政報告会を開催してきました。
そのことから、今年度はより多くの住民の皆さまからの意見をお聞きする場を設けたいと思い、開催会場を倍増させていただきました。
今年度も、町からの情報発信を中心に行う「行政報告会」と、住民の皆さまとの意見交換を中心に行う「タウンミーティング」の2本立てで、住民の皆さまとのふれあいの場を可能な限り多く設けさせていただき、より多くの住民の皆さまからのお声をお聞きしてまいります。
「行政報告会」につきましては、4月30日から6月6日まで、町内11会場で開催することとなっており、既に9会場が終了しております。本年度も多くのご意見やご要望等をいただいており、今後の行政運営に反映できるように取り組んで参ります。「タウンミーティング」につきましては、各自治区の役員の皆様と、各自治区のサポート役として町で割当てている「協働のまちづくり」の担当課で協議・調整いただき、日程や開催場所について、ご提案いただくこととなっております。
次に、6月会議に上程させていただいております案件は26件であり、報告案件が6件、人事案件が2件、条例案件が5件、事件議決案件が5件、契約案件が1件、補正予算案件が7件となります。
専決処分の報告案件は、報告第3号「かつらぎ町税条例の一部を改正する条例制定について」、報告第4号「かつらぎ町都市計画税条例の一部を改正する条例制定について」、報告第5号「かつらぎ町国民健康保険税条例の一部を改正する条例制定について」、報告第6号「損害賠償の和解及び損害賠償の額を定めることについて」、報告第7号「令和6年度かつらぎ町一般会計補正予算(第13号)」、報告第8号「令和7年度かつらぎ町一般会計補正予算(第1号)」の6件です。
報告第3号から第5号の専決処分については、国の税制改正に係る法令の公布が3月31日に行われることから、条例改正案を3月会議中に上程することが困難なため専決処分を行ったものであり、条例の改正内容の精査確定に期間を要するため、6月会議に報告をするものです。
報告第7号「令和6年度かつらぎ町一般会計補正予算(第13号)」は、特別地方交付税の交付決定について、予算の専決処分をしましたので報告するものです。
報告第8号「令和7年度かつらぎ町一般会計補正予算(第1号)」は、和歌山県知事選挙執行に要する経費について、予算の専決処分をしましたので報告するものです。
次に人事案件です。
議案第67号・68号「人権擁護委員候補者推薦につき意見を求めることについて」は、任期満了となる人権擁護委員について、和歌山地方法務局長から候補者推薦の依頼がありましたので、候補者を推薦するにあたり議会の意見を求めるものでございます。
次に条例案件です。
議案第69号「かつらぎ町税条例の一部を改正する条例制定について」は、令和7年度税制改正における地方税法等の改正に伴い、条例を改正する必要が生じたため、所要の改正を行おうとするものです。
議案第70号「かつらぎ町国民健康保険税条例の一部を改正する条例制定について」は、国民健康保険税の賦課税率の改正を行うため、所要の改正を行おうとするものです。
議案第71号「かつらぎ町定住促進住宅の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例制定について」は、入居者資格について、年齢制限を廃止することにより多様な世代構成とそのニーズに対応するため、所要の改正を行おうとするものです。
議案第72号「かつらぎ町水道事業給水条例の一部を改正する条例制定について」は、災害その他非常の場合において、かつらぎ町の指定給水装置工事事業者が不足すると判断されるときは、他の水道事業者や他の水道事業者の指定を受けた指定給水装置工事事業者による宅内配管等の工事を行うことができるよう、所要の改正を行おうとするものです。
議案第73号「かつらぎ町下水道事業給水条例の一部を改正する条例制定について」は、災害その他非常の場合において、管理者が他の公共下水道事業者の指定を受けた指定工事店に工事を行わせる必要があると認めるときは、他の公共下水道事業者の指定を受けた指定工事店であっても、排水設備等の工事を行うことができるよう、所要の改正を行おうとするものです。
次に事件議決案件です。
議案第74号、75号、76号、77号、78号「町道の認定について」の5件は、地元住民の生活道路として利用されており、かつらぎ町道路線認定の基準等に該当するため、町道認定を行おうとするものです。
次に契約案件です。
議案第79号「物品契約の締結について」は、情報端末(タブレット端末)の契約締結にあたり、契約の内容、方法、金額、相手先等が妥当であるかについて、議会の議決を求めるものです。
補正予算案件は、
議案第80号「令和7年度かつらぎ町一般会計補正予算(第2号)」、議案第81号「令和7年度かつらぎ町国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)」、議案第82号「令和7年度かつらぎ町国民健康保険天野診療所事業特別会計補正予算(第1号)」、議案第83号「令和7年度かつらぎ町後期高齢者医療事業特別会計補正予算(第1号)」、議案第84号「令和7年度かつらぎ町介護保険事業特別会計補正予算(第1号)」、議案第85号「令和7年度かつらぎ町水道事業会計補正予算(第1号)」、議案第86号「令和7年度かつらぎ町下水道事業会計補正予算(第1号)」の7件となっております。
ここで、議案第80号「令和7年度かつらぎ町一般会計補正予算(第2号)」で上程させていただいております主な事業について、ご説明させていただきます。
「庁舎駐車場整備事業」です。
令和6年度に取得しました役場庁舎北側の用地につきまして、アスファルト舗装を行い、来庁者用の駐車場として整備します。駐車区画は30台分を予定しています。
次に、「定額減税補足給付金(不足額給付)」です。
令和6年度に実施した定額減税補足給付金(調整給付)については、令和5年所得等を基にした推計額を用いて算定し、減税しきれないと見込まれる額の給付を行いました。
今回の給付は、確定申告等により令和6年分所得税額及び定額減税の実績額等が確定したことにより、本来給付すべき額と、当初の調整給付額との間で差額が発生した方に、追加で不足分を給付するものです。
以上が提出させていただいた議案となります。
次に、諸報告は、
「令和6年度かつらぎ町一般会計繰越明許費繰越計算書」、「令和6年度かつらぎ町一般会計事故繰越し繰越計算書」、「令和6年度かつらぎ町水道事業会計予算繰越計算書」、「令和6年度かつらぎ町下水道事業会計予算繰越計算書」の4件となっております。

以上が本6月会議に上程させていただいております案件でございます。
なお、議案の詳細については、議案ごとに担当より説明させていただきますので、ご審議の上、ご可決賜りますようお願い申し上げ、開会に当たってのご挨拶とさせていただきます。

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かつらぎ町役場 企画公室 秘書政策係
電話:0736-22-0300(代表) ファックス:0736-22-6432
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最終更新日:2025616