農作業中の熱中症から身を守りましょう!
今年も暑い夏がやってきます。農作業中の「熱中症」は、命に関わる危険な症状です。例年、熱中症で体調を崩される方がいらっしゃいます。令和6年の農作業中に熱中症によって救急搬送された人数は2,322人となっており、直近5年で最多となっております。自分自身の健康を守り、安全に作業を行うためにも、熱中症対策をしっかり行いましょう。
熱中症予防のポイント
こまめな水分補給・塩分補給を!
- のどが渇いていなくても、定期的に水分を摂りましょう。水やお茶だけでなく、スポーツドリンクや経口補水液も有効です。
- 汗をたくさんかくと塩分も失われます。塩飴などで補給しましょう。
涼しい服装と休憩を!
- 通気性の良い、吸湿・速乾性のある服装を選びましょう。
- 帽子をかぶったり、日よけを設置したりして、直射日光を避けましょう。
- 無理をせず、日陰や涼しい場所でこまめに休憩をとりましょう。タイマーを使って休憩時間を決めるのも効果的です。
体調管理を徹底しましょう!
- 前日はしっかり睡眠をとり、体調を整えてから作業を始めましょう。
- 少しでも体調に異変を感じたら、すぐに作業を中断し、涼しい場所で休みましょう。
- めまい、頭痛、吐き気などの症状が出たら、すぐに医療機関を受診しましょう。
- 一人で作業しない、声をかけあう!
- できるだけ複数人で作業し、互いに体調に気を配り、異変に気づいたら声をかけあいましょう。
- 一人で作業する場合は、家族や近所の人に作業場所や帰宅予定時間を伝えておきましょう。
熱中症対策グッズを活用しましょう!
空調服・空調ベスト、広いつばの帽子、ネッククーラー等、市販されているグッズが多数あります。体温を下げることや、直射日光を浴びない事を意識し、ご自身の作業内容や環境に合ったものを取り入れましょう。
こんな症状が出たら注意!
軽度の症状
- めまいや立ちくらみ、ふらつき
- 汗が出ない
- 手足のしびれ、筋肉のこむら返り
- だるさ、倦怠感、吐き気
中度の症状
次のような症状が出た場合は、すぐに作業を中断し、体を冷やして休んでください。
- 頭痛、吐き気、嘔吐
- 体が熱い
- 意識がはっきりしない、ボーっとする
- 体がだるく力が入らない
重度の症状
中度の症状からさらに悪化し、以下のような症状が見られる場合は、直ちに医療機関を受診するか、迷わず救急車(119番)を呼んでください。 これは命に関わる危険な状態です。
- 意識がない、意識障害がある
- けいれん、手足のつっぱり
- 真っ直ぐ歩けない、ふらふらする
- 異常な高体温(40℃以上)
- 呼びかけに反応しない
応急処置の方法は?
ご自身もしくは、周囲で熱中症が疑われる人がいたら、以下の応急処置をしてください。
- 風通しの良い日陰やクーラーの効いた室内へ移動
- 衣服をゆるめ、体を冷やす(首元、脇の下、足の付け根などを氷や冷たいタオルで冷やすと効果的)
- 意識があれば、水分・塩分を補給
- 意識がない場合や、自力で水分補給ができない場合は、すぐに救急車を呼びましょう(119番)
熱中症は予防できる災害です。大切な身体を守るため、一人ひとりが熱中症対策を実践し、安全で健康な農作業を続けましょう。
参考ページ:省庁WEBページ
農林水産省
環境省
気象庁
厚生労働省
このページに関するお問い合わせ先
かつらぎ町役場 農林振興課 農業振興係
電話:0736-22-0300(代表) ファックス:0736-22-6432
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最終更新日:2025年6月25日