令和8年第1回かつらぎ町議会1月会議挨拶

 皆様、新年あけましておめでとうございます。元旦から天気にも恵まれ、良き年となるような穏やかな年初めとなりました。議員各位におかれましては、お健やかに新春をお迎えのこととお喜び申し上げます。
 本日、令和8年第1回かつらぎ町議会定例会を招集させていただいたところ、議員の皆様には公私ともご多用の中、ご出席を賜り厚くお礼を申し上げます。

 本年は十二支の「午(うま)」年でございます。
古来より馬は、その力強い足取りで大地を駆け、人々の生活を支えてきた「躍動」と「繁栄」の象徴であります。また、物事が「うま(馬)くいく」という縁起の良い動物ともされております。本町におきましても、この馬の勢いにあやかり、多くの課題に対し「駿馬(しゅんめ)のごときスピード感」を持って取り組んでまいる所存です。

 さて、かつらぎ町の昨年を振り返ると、「挑戦」と「前進」の一年であったと思います。
庁舎建設事業では、物価高や資材高騰のあおりを受けて、基本構想を全面的に見直さなければならなくなり、計画の縮小を行いました。これにより約7ヵ月の遅れが生じましたが、将来世代への過度な負担を生じさせないようにするため、勇気をもって計画の変更を行いました。
 また、懸案事項であった「歴史民俗資料館」が世界遺産「丹生都比売神社」のおひざ元の天野地区に完成し、歴史文化財の発信拠点が整備できました。一般的に図書館や博物館などは、その自治体の文化レベルを推し量る目安と言われており、これにより、かつらぎ町の文化レベルを押し上げることができたと思っています。
 更に、課題であった「公共交通」ですが、10月からデマンド乗合交通の「かつらいど」の実証実験が始まり、開始後、わずか2ヶ月で前年1年間の利用者数を超えました。この「かつらいど」は、本当に多くの住民からお褒めの声が届いています。
 また、大東建託株式会社が集計した「街の住み続けたい度」ランキングに於いて、2年連続3回目の和歌山県1位、関西4位をいただきました。特に「町への愛着がある」と、「町への誇りがある」といった項目では高い評価をいただき、この上ない喜びであると本当に嬉しく思いました。
 新年の仕事始め式において、職員に訓示を行いましたが、少し抜粋してご紹介させていただきます。
近年、人口減少、少子高齢化、頻発する自然災害、物価高騰など、私たち自治体を取り巻く環境は、ますます厳しさを増しています。「これまで通り」では通用しない時代に、私たちは立っています。
令和8年は、そうした課題に真正面から向き合い、次の世代につながる町づくりを、本格的に進める一年としたいと考えています。
 今年は、多くの大型事業が形になって見えてきます。「庁舎整備事業」「地域優良賃貸住宅整備事業」「(仮称)アクアイグニス誘致事業」「スーパーマーケット誘致事業」など、いずれもかつらぎ町にとって重要な事業であり、住民の暮らしに直結する事業でもあります。

 我々、基礎自治体の仕事は「制度」や「予算」を作ることは手段であり、その先には町民一人ひとりの「安心や笑顔を思い描けているか」という目的があると思います。そのうえで3点のお願いがあります。
1点目は、「現場を見ること」「住民の声を聴くこと」です。
机の上だけで正しい答えは出てきません。現場に赴き現場を見て、住民の生の声を聴くことに政策のヒントがあります。


2点目は、「前例にとらわれ過ぎないこと」です。

守るべきものは守りながらも、「もっと良くできないか」と考える姿勢を持ち続けて欲しいと思います。仕事の改善は、仕事の本質「そもそもどうあるべきか」を見極め、今に疑問を持つことから始まります。
3点目は、「チームで働くこと」です。
課や係を越えて知恵を出し合い、支え合う役場こそが、結果として住民サービスの向上に繋がります。個人のスキルに頼りすぎず、組織で仕事をする「かつらぎ町役場」を創り上げていきたいと思います。併せて、限られた時間の中で、質の高い仕事をすること、自身の健康と生活を大切にすることは、町民のためにも必要不可欠であり、働きやすい職場環境づくりは、私を含めて全職員の責任でもあると、お話しさせていただきました。

 さて、本1月会議では、一般会計補正予算として、国からの「物価高騰対応重点支援地方創生臨時交付金」を活用する事業と「物価高対応子育て応援手当」の支給に係る予算を上程させていただいております。
 国では、「生活の安全保障と物価高騰への対応」、「危機管理・成長投資」、「防衛力・外交力の強化」を柱とした、一般会計の総額で18.3兆円の令和7年度 補正予算が、昨年12月16日に、国会で可決されました。そのうち、地方自治体において、地域の実情に合った的確な支援が行われるために交付される「物価高騰対応重点支援地方創生臨時交付金」の総額は2兆円で、かつらぎ町への概算交付額は、約2億5千万円となっています。
 かつらぎ町では、この交付金を活用し、町民全員に1人につき1万6千円分のクーポン券を配布致します。なお、物価高騰の影響を受けている町民の皆様の生活を支援する為、今までのクーポン券配布事業の中では、最も高い金額のクーポン券の配布とさせていただきました。また、「物価高対応子育て応援手当」の支給については、高校3年生までの子ども1人につき、2万円の応援手当を支給させていただきます。どちらの事業についても、できるだけ早期に町民の皆様のお手元に届けられるよう取り組んで参ります。

 それでは本1月会議への、上程議案の概要を説明させていただきます。
上程させていただきました案件は、【条例案件】が1件、【事件議決案件】が1件、【予算案件】が7件の、計9件となります。

【条例案件】は、議案第1号「職員の給与等に関する条例 及び 会計年度任用職員の給与 及び 費用弁償に関する条例の一部を改正する条例制定について」です。人事院勧告に伴い、所要の改正を行おうとするものです。
【事件議決案件】は、議案第2号「かつらぎ町 過疎地域持続的発展計画の変更について」です。
現在の計画が、令和7年度をもって終了することに伴い、計画期間を令和8年度から令和12年度までとする計画に変更するものです。
次に、【予算案件】は、
○議案第3号「令和7年度かつらぎ町一般会計補正予算(第9号)」、
○議案第4号「令和7年度かつらぎ町国民健康保険事業特別会計補正予算(第4号)」、
○議案第5号「令和7年度かつらぎ町国民健康保険天野診療所事業特別会計補正予算(第3号)」、
○議案第6号「令和7年度かつらぎ町後期高齢者医療事業特別会計補正予算(第4号)」、
○議案第7号「令和7年度かつらぎ町介護保険事業特別会計補正予算(第4号)」、
○議案第8号「令和7年度かつらぎ町水道事業会計補正予算(第5号)」、
○議案第9号「令和7年度かつらぎ町下水道事業会計補正予算(第5号)」の7件です。

以上が本1月会議に上程させていただきました案件です。
 なお、各議案については、ご審議いただく都度、ご説明させていただきますので、ご審議の上、ご可決賜りますよう、よろしくお願い致します。

 本年も、議員をはじめ、町民の皆さまのご意見を伺いながら、「みんなが住みやすく 笑顔と活気あふれる かつらぎ町」の実現のため、誠心誠意、全力で町政に取り組んで参りますので、引き続き、お力添えを賜りますよう、よろしくお願いいたしします。
 結びに、本年が議員各位にとって、天高く駆け上がる馬のように、輝かしい「飛躍の年」となることを祈念し、令和8年第1回かつらぎ町議会定例会の開会に当たってのご挨拶とさせていただきます。

最終更新日:2026326